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年齢、舞踊の種類を問わず参加者を募る東京なかの国際ダンスコンペティションとなかのセミナーコンペティションとともに広いダンスの世界へ!
TRIAL 2021 総評

TRIAL 2021 総評

 コロナの広がりから身を守るため日常の行動が大きく制限され、レッスン、振付け、創作活動が思い通りに出来ない日々が続いている。コンクール・コンペティションは「ライブ」が原則であったが、それが難しくなり新たに「映像審査」という方法が登場した。録画された映像を審査員たちが大画面で見て採点するという方法である。「コンペ」はその点数で順位を決定、「セミコン」とも、いくつかの特別賞も加えて結果が決まった。

 スタジオか劇場の舞台で踊るダンサーを基本的に固定カメラで収録する。その映像はすべて「正面」で、斜め・横から見る姿・動きはない。最も困ったのは白い床面で白い衣装で踊る映像であった。白いダンサーが白い床に同化してしまう。しかし中には「ダンサーが描くカタチ」がよく分かる映像もあって興味深かった。「表情」が見えないのが最大の難点。「大きな動き」「あざやかな色彩の衣装」が必要かもしれない。

 「Trail7」という部門が斬新だ。主役のダンサーを森の中でとらえたりアップで表情を紹介したり…さまざまな演出で「映像」を「作品」として審査する。新しいジャンルとして期待したい。

 2人で踊るおなじみのバレエ「海と真珠」を3人で踊ったり、黒衣の6人が「黒鳥」(BLACK SWAN)を踊るなど異色の発想によるエントリーもあって次回の開催が楽しみだ。

 車は自動運転になり、タクシーが空を飛ぶ時代がやって来る。ダンスの可能性はどこまで広がるのだろうか・・・。

なかの洋舞連盟相談役 舞踊評論家
寺村敏

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