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年齢、舞踊の種類を問わず参加者を募る東京なかの国際ダンスコンペティションとなかのセミナーコンペティションとともに広いダンスの世界へ!
なかのセミナーコンペティション2014 講評

なかのセミナーコンペティション2014 講評

なかのセミナーコンペティション データ
・日時:2014年7月22日(火)11:00~19:00
・会場:なかのZERO小ホール
・参加数:88組
・参加者地域:福島県 栃木県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 石川県 静岡県 愛知県 兵庫県
・「第16回東京なかの国際ダンスコンペティション」決選出場シード権獲得作品数:4作品
 
 
モダンダンスは出場者が圧倒的に多く方向性も多様で、創作者や指導される先生方のご苦労が伺われました。

コンペ・コンクールに出場する場合、まず作品の長さに指定がありますのでどうしても時間いっぱい振付けてしまいます。そのためダンサーの力量以上にいろいろやりすぎて作品にメリハリがなく評価を落とすことになります。

ダンサーの力量・年齢に応じた内容にしぼって引き締めた方が訴求力のある仕上がりになるのではないでしょうか。音楽は選曲はもちろん、きれいに録音されたもの、そして大事に扱ってほしいです。

また、今回気になったのが衣装の材質とボリュームです。まだ成長していない年齢の子供に重い生地のロングスカートで横転したり、足を開いて床を這いずり回ったりは喜劇でしょう。

動きは様々に工夫されたものが組み立てられていましたが、テーマに捕われ過ぎて説明的で、ダンスのみの持つ身体表現の追求が足りなかったように思います。

身体の美を追求するという意味ではバレエもモダンダンスもコンテンポラリーも皆同じではないでしょうか。そして身体は物体なのですから物理学のようにトレーニングを積み、作品といえどもテーマに片寄り過ぎず、重力・体の中心と部位を意識した空間創りを目指してください。

バレエの出場者はあまり多くはありませんでしたが、なんといってもコスチュームの可愛らしさ、音楽のわかりやすさで、それぞれ古典の強さを発揮していました。

ただ、バレエの場合は技術の差が歴然としてしまうので、全く初歩の人から相当キャリアのある人までが一堂に並ぶこわさもありますのでぜひ長く続けて、少しずつ、ひとつ一つ確実に技術をマスターしてください。

今回一番の目玉はバロックダンスでした。本場で勉強したということで優雅で的確に踊り、このような企画には新鮮でバレエとは違うヨーロッパの古典舞踊を披露しました。当セミナーコンペティションの企画者としても、また出場者にとっても大変刺激になったと思います。

フラメンコはたった一曲でしたが、まだ始めたばかりのようで大変真剣に初々しく挑戦しているところがとてもよかったと思います。どんな事でも基礎が大事、フラメンコといえどもどうぞ身体づくりは忘れずに励んでください。

さて、この度のセミナーコンペティションを見て一番感じたことは、稽古しているだけではなく舞台に出て試してみようという意欲と挑戦する姿勢がどの作品にも溢れていたことでした。

これからもコンペ・コンクールにこだわらず、実験精神を忘れずに長く長くダンスを続けてください。

なかの洋舞連盟会長 正田千鶴
 

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